平成23年度 震災で得られた知恵・教訓等を通じた
持続可能な社会のための環境教育素材集

ガイドライン

本素材集は、PowerPoint ファイルおよび動画ファイルから構成されています。PowerPoint のスライドショーで教室のスクリーン等に表示し、授業を行うことを想定しています。
あくまでも素材集であるため自由な使い方をしていただいて構いませんが、授業の進め方のヒントについては(1)ガイドライン、(2)テーマごとの到達目標・指導計画、(3)PowerPoint ファイルのノート部分、にそれぞれ記述しています。ここでは、基本的な流れを説明します。
本文では教師、教員、チューターなど、本素材集を使って授業を推進する役割の方を「ファシリテイター」、児童・生徒・学生・若者などの呼称を「参加者」、素材で取り上げる主な登場人物を「当事者」と呼んでいます。

テーマ(目的)の提示

授業のテーマ(目的)は、冒頭の表題で提示しています。震災を振り返るだけの授業のような印象になることを避けるため、最初にテーマを確認してください。なお、テーマに関連するパネル写真を使っています。



時間の巻き戻し

まずは授業を始める段階で、参加者の意識をそろえるために、平成23年3月11日に時間を巻き戻します。素材集の冒頭にある「写真素材群」は、すべてのパートに共通しています。写真の情報は新聞報道などで使われたものですが、これに加えファシリテイターの持つ情報、体験、参加者の共通体験などを話し合うことなどで共通の意識を形成してから授業を始めて行くのも良いでしょう。



エピソードの紹介

ここから初めて本題に入ります。まずは当事者の行動について、事実関係を中心に述べています。客観的な手法で記載していますが、ここで当事者の心理と一体となるように想像力を働かせやすいように進めることが大切です。



地域への移動

エピソードの紹介にあたっては、日本上空からその被災地の現場へと衛星写真がズームしていくように、その地域の情報に寄っていきます。具体的にどの場所で起こった話なのかを認識させることで、最終的にその人の心情をより理解しやすくするため、まずは対象者と同じ空間まで参加者の意識を持っていく手続のパートです。写真が何枚か続きますが、ズームでどんどん寄っていく様にテンポよく進めていく方がより効果的です。



第1の質問

その行動を取った当事者になったつもりで、どういう思いだったか参加者の想像力を働かせるとともに、参加者同士が意見交換をしていくなかで、ひとりでは気がつかなかった思いに気づき、より具体的にイメージしやすくするのも良いでしょう。積極的な思い、消極的な思いに関する発言が出てくるかと思いますが、このあとに出てくる当事者のインタビューにも、それが入り交じった言葉が出てきます。みんなと考えるという授業によって、当事者の想いを想像する機会を得ることになります。ここで提示している質問はひとつですが、参加者の発言により、さらに押し進めて質問をつなげても良いでしょう。



当事者のインタビュー映像とコメント

映像および文字によって、当事者本人のコメントを紹介しています。前段の質問による参加者の意見と当事者のコメントを整理した上で、参加者と当事者の想いの違いなどを再度質問することで、第2の質問の前に参加者の思い・意見をはっきりさせておくことも大切です。



第2の質問

震災から得られる知恵や教訓につながる本質的な質問をぶつけます。第1の質問は気持ちを想像するだけですので、質問直後に思いや意見を発言させることも可能ですが、ここではある程度時間を取って、少人数のグループに分けて意見交換を促すことも良いでしょう。



当事者・有識者のコメント

第2の質問にも正答はありません。そのため、授業の締めくくりに際して、この「有識者コメント」は「ひとつの考え方として、このようなものがある」「逆の見方として、このようなものがある」という形で使うことを想定していますので、授業の後に考え続けるヒントにするもの良いでしょう。



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