ブロックを使って大気汚染の変化を学ぼう
ねらい
大気汚染の主な原因をみると、1960年代では工場からの排出ガス(NOX、SOX、ばい煙)による汚染が多かったのに対し、1980年代以降は自動車からの排出ガス(NOX、粒子状物質)によるものに変化してきています。このアクティビティは、市販のプラスチック製ブロック玩具を使って、身近な地域の大気汚染の時代別変化を排出源別に表現し、汚染原因の構造的変化を知ろうとするものです。汚染状況を立体的に組み立てて表すことにより、実感を伴った理解を促すことが期待できます。また、どのような対策を立てるべきなのかを考えるときの教材ともなります。
なおこのアクティビティを、考案者の西淀川公害に関する学習プログラム作成研究会では「SCPブロック」と名付けています。SCPとは、(1)科学的知識に基づき(Science knowledge)、(2)態度変容と行動変容を目的とし(attitude Change & behavior Change)、(3)市民参加(civil Participation)で行っていく学習を意味しています。
対象者
中学生以上準備するもの
・プラスチック製ブロック玩具・ベースマップ(1960年代用、1980年頃用、最近用の3種類。班の数に応じて各種類を複数用意)
・NOX排出量の分布図( 〃 )
進め方
- 4~6人程度の班に分かれます。
- 各班に、1960年代用、1980年頃用、最近用のうちのいずれかのベースマップを配ります。同時にブロック玩具を必要な個数分配ります。
- 各班に、工場からと自動車からの排出源別のNOX排出量の分布図を配り、その見方を理解します。
- 各班ごとに、分布図に基づいてブロック玩具を組み立て、「SCPブロック」を作成します。
- 自班がつくった「SCPブロック」を観察し、大気汚染の状況を確認します。
- 他の班がつくった違う年代の「SCPブロック」と見比べて、発生源別の変化を確認します。
- 大気汚染の原因や、その対策として考えられることなどについて全員で話し合います。
インフォメーション
- ベースマップのつくり方、NOX排出量の計算と分布図のつくり方については、あおぞら財団編「交通環境教育のすすめ~SCPブロックでみる地域環境の変化~」に紹介されています。
(お問合せ先:あおぞら財団/Tel.06-6475-8885) - 工場からのNOX排出量を把握するためには、対象地域となった市区町村の域内排出量の統計資料が年代別に必要です。
- 自動車からのNOX排出量を把握するためには、域内の主要幹線道路の交通量データ(道路交通量センサス)が必要です。
- 実際に行う前に、指導者だけでブロック玩具を組み立ててみて、どの程度の時間がかかるのか、班の人数はどの程度が適当かなど、検討しておくとよいでしょう。
- プラスチック製ブロック玩具の数は、過不足ないように用意しておきましょう。
≫ブロックを使って大気汚染の変化を学ぼう・ワークシート(PDF)
≫ブロックを使って大気汚染の変化を学ぼう・ワークシート(Word)










